◆上司に振り回されてしまってます。転職した方が?それとも自分になおすべき点が?…自分を客観的に捉えたいです。 | |
わたしがとても興味のある分野を扱うお店で働きはじめて約1年半になります。 やっと探し当てたお店で、わたしにとって、ほかの業種の仕事では得られない知識や経験をする機会が得られたり、ほかの業種ではとらえられない感覚を磨くことができる貴重な職場です。 しかし、働き始めたときからお店のオーナー(おそらく40代、女性)に振り回されて、おちついて仕事をしていた期間はありません。 | |
常に指示があり、休みの日や仕事が終わった後でもメールや電話で指示がはいることがたびたびあり、「気が休まらないし、その指示を忘れてはいけないので、職場にファクスで指示を送ってください」とメールしても変わらず。 また、思いついたらその瞬間に行動、という方で、その行動をフォローするのにもとても労力をつかっています。 このお店以外にもそのような益を得られるところがあるのではないか、と常々思っており、転職を考えつつも、そのオーナーのために自分を犠牲にしているところがあります。 この職場で仕事を続けた方がよいのか、 それとも転職を考えた方がよいのか、 また、 それとも自分にかえるべきところがあるのか。 あるならどのようなところなのか。 仕事で心身ともに疲労してしまい、休みの日は家で休んでいることが多かったため、 友達との交流が減ったため相談もしにくくなり、こちらへ相談のメールをお送りした次第です。 今の状況を客観的にとらえ、また、整理し、 自分の道が見えるように、 もっとよくなり、よくするために、力をお借りしたいのです。 どうぞよろしくおねがいいたします。 |
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補記:ご相談のお申し込みがあってから採用させて頂くまでにかなり時間が経っています。当時は心身ともに相当お疲れだったようですが、最近はご自身の努力で少しは元気を回復されたとのこと。オーナー上司さんの言動には現在もお悩みのようです。
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樹実の占い方 使用タロット:テーマ1/2…スミス・ウェイト版テーマ3…クロウリートート さて、今回はお仕事に関するお悩みです。 現状分析を色々な視点から行い、スムーズに仕事をするにはどういった考えが必要なのか?見落としていることはないか?を探り、そこから転職という選択肢をどう捉えていけば良いか?を見ていきたいと思います。 <テーマ1>今の問題をあらゆる視点から観察する スミス・ウェイト版使用・8枚展開逆位置は "▼" で表記しています。
カード展開の特徴:女性オーナーさんを表すカードが出てくると思っていたが見あたらず。オーナーさんの振る舞い自体が問題の本質ではないのかも知れないと推測。 <テーマ2>転職に関しての考察と展望 スミス・ウェイト版使用・7枚展開<
カード展開の特徴: おまけ<テーマ3>これから学習予定の分野の適性について クロウリートート版使用・3枚
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ヒタチの占い方 使用タロット:ウエイト版タロット逆位置は“▼”で表記しています。 :アセンデッドマスターオラクルカード日本語版 オーナーさんとあきさん、それぞれの心理と状況 ◆オーナーさんの心理と状況◆
カード展開の特徴:
◆あきさんの心理と状況◆
大アルカナ5枚と棒のカード5枚のみで成り立っている。 ケルト十字の部分は6を中心にして8と2が取り囲んでいる。 キーカードと本人の可能性の場所にどちらも5のカード
カード展開の特徴:
8のカードが目立つ(3枚) 根底は水(杯)にあり、思考過剰からやがて解放され(剣)次第に経済要素(金貨)に焦点が当たっていく流れが見える 現状から転職への可能性を探る(約1年間)
あきさんへのアドバイス
アセンデッドマスターオラクルカード日本語版 ドリーン バーチュー (著), セイマカラガー瑞恵 (翻訳) |
樹実からのアドバイス さて、お仕事上での人間関係におけるお悩みということで多くのカードを展開してみましたが 全体を見渡していると「もっと大きなテーマに着目せよ」と言われているようでなりませんでした。大アルカナの出ている箇所・出ているカードの性質から考えて、 おそらくそれは「専門家としての自我の形成」みたいなスケールの大きなテーマであるように思います。 上司さんとの問題をどう解決していくか?&転職をどう考えていくか?ももちろん大切なことなのですが、こういう状況を通して自分のもっと奥深い部分にある本質・本音に注目せよということではないかなと思わずにはいられません。 ここはそういった私の解釈を述べれば、あきさんの中で自然と現状に対しての対応策が浮かび上がってくるのではないかと思い、まず少し大きな視点からのお話をさせていただきたいと思います。そこから現在の職場の問題・転職への展望を考察していきたいと思います。 まず、私がこのカードの並びから導き出した現実的な問題のポイントは以下の2点です。
・現在の職場と似たような所は少ないので、今のところに留まる傾向にある。
です。こう書いてみると「我慢して今のところにいるしかない。」みたいですが、
・留まる場合、組織人として自分をある程度抑えた言動や行動が求められるし、それが不条理に感じることもあるだろう。 ・今の問題(課題)から得ること・解決の可能性の有無
のカードを見たとき、そうではないと確信しました。→【21・世界(The World)】 改めて、あきさんの現在持ってらっしゃるテーマはもっと大きなスケールでいうところの「専門家としての自我の形成」ではないでしょうか? ここでいう「自我の形成」は人に自分の専門的な技術やテクニックを発信し、人からの反応を受け取り、 その道の専門家としてやっていく自信や喜びを得て足下を固めていく、といった意味合いのことです。もっと簡単に言うと「仕事をやっていく上で何を愛するか」でしょうか? 問題解決の感情面から見たヒント【杯6】
にしても、「インナーチャイルド(内なる子供)」という言葉が浮かんできたり、少しスケールの大きな解釈がどうしても浮かんでしまいます。自分の本質に立ちかえろう!的なメッセージにも取れます。→過去の記憶・子供の頃の感性にヒントがありそう ですが、実際にあきさんが向かっている傾向は、 【9・隠者(The Hermit)】
なのです。でも【金貨1】【21・世界(The World)】【金貨3▼】の解釈をつなぎ合わせて考えてみると、なにかしらの発展は十分望める訳ですよね。→自分の本音を明かさないまま一歩踏み出すことを躊躇してしまう傾向 …ということは実は、あきさんの発展の妨げになっているのは環境ではないと読み取ることが出来ます。現時点で 「今の分野を追究するのであれば、どこでやっても同じだし、どこでも自分の専門家としての自我を形成することが出来る。」 ということに気付いたり、良い意味で開き直ったりすることも必要かも知れません。 そして、これは私個人の感覚ですが、今回のお悩みや迷いは 「今後、いま関わっている専門分野に、どれぐらい腰を据えて関わっていくのかどうか?」 を問われているような気がします。そしてあきさん自身も何となくそれを感じてらっしゃる様にも思います。 今までは「役割」としての仕事をこなして来たのですが、これからは「使命」に変わっていくのかもしれませんね。 問題解決において見落としている点【剣6】ですが、これはあきさんにとっての「理解者」「橋渡し役」ともとれますが、もう一つ あきさん自身が誰かのサポーター的役割をになっている事実に着目せよと解釈できます。 つまり、今のオーナーさんと仕事上で関わって行く方法にしても、「妥協」ではなく、あきさんなりの「信念」をもってオーナーさんをサポートしていくというのも一つの対処方法だということです。 オーナーさんへの対応を含め、お仕事への取り組み方としては、あきさんが過去に今のお仕事を選ばれた理由を思い出し【杯6】、そこに焦点をあてて行動指針を決めていくということです。 以下は例をあげてみます。(こうしなさいという事ではありません。)
・例えば今のお仕事を選んだ理由が「自分の好きな分野で他人をしあわせにしたい」という理由ならばそこに焦点を当てます。 そして、自分なりにやってみたが「ここで人は幸せに出来ない」「自分の興味ある分野を追究できない。」とあきさんにとってその職場が …という感じに自分の揺るぎない気持ちを中心にの行動指針を整理していくのです。 組織の中で仕事をすると、言動と行動が違う人がいたり、どうしても馬が合わない人がいたり、不条理な上司の尻ぬぐいをさせられたり、効率の悪い方法でわざわざ業務を任されたりしますよね。 「人の上に立つ立場の人間がどうして?」とあきさんとしては納得いかない部分もあると思いますが、残念ながらそういった話は珍しくありません。 特にオーナーさんとなりますと、報酬を払う側となります。報酬を払う側というのは払った分だけのことをスタッフがやるのが当然だと思っています。この「払った分」 というのが曲者であり、そこをオーナーと呼ばれる人がどう捉えているか?が問題になります。以下経営者に関する私の主観になりますが少しお話しします。 極端な例ですと「給料払ってるんやから、上司の多少のワンマンや我が儘は受け入れてしかるべき」という経営者もいるでしょうし、 「同じ給料で働いてもらうんやったら、信頼関係をキチンと築いてお互いがチカラを発揮しやすい場作りをして業績を上げよう。」という経営者もいるでしょう。 もちろん私は後者の方が好きですし、将来有望だと思いますけど、客観的に見ると経営の方法としては「どちらもあり」な訳ですね。 オーナーというのは、経営のリスクを負う代わりに、その辺りは自分で決めちゃえる訳なんですね。 雇われる側にとっては、後者の方が良いのですが、前者でもそのオーナーの経営手腕が優れていたり、優秀な才能の持ち主である場合はそれに付いていくスタッフがいてフォローする限りは、雇われる側にとっても決して悪い存在ではありません。 又、雇われている側も時として「オーナーやったら、部下の気持ちぐらい解って欲しい・空気を読んで行動して欲しい」とか期待しすぎてしまうこともあります。 雇い主と雇われている立場との間にある要望と依存と期待のバランスって意外に崩れやすいのかも知れませんねえ。 だから、あきさんが「組織の下」での勤務を希望する限りは、組織の規模が小さければ小さい程、そういったオーナーの影響を良くも悪くも受ける訳なので、こちらも「受け身」を工夫しないといけません。ずーっと我慢していたら負けてしまうし、かといって反発し続けると崩れなくても良い信頼関係まで崩れてしまいます。 上手く精神的な距離を保たなくてはなりませんね。 「自分が愛する仕事のために、たまにビジネス的に筋の通った反発をし、たまには妥協し、しんどくなる前にたまに手を抜く。そして自分のやる気を支える。愛するモノは守る。」 簡単に言うと、そうやって仕事人としての自我が形成されていくのかなって思います。決して「自分ががんばらなくてはいけない」というのではないのです。「何を愛するのか?」に常に着目するだけでよいのです。 そういった場合、「自分がなぜ今の仕事を選んでいるか?」に立ち返るのが一つの方法になるわけです。 行動指針をそこに求めるわけです。するとオーナーさんの振る舞いが良くならなくても、変に精神的に振り回されることがなくなりますし、 何かしら意見することに対しての躊躇や恐れや罪悪感もなくなります。自分の仕事人としての信念も輝きを増します。 でも将来的に結果として、「もう、たくさんじゃーー!!!」と、ちゃぶ台をひっくり返したくなったとき、恐らくあきさんならば、今の職場を飛び出すことを自然にやってのけられるだけの何かを得ているはずです。自分を幸せにする方法が自然と浮かぶでしょう。 あきさんはそれだけ切り開くパワーを兼ね備えられた方です。【8・力 (Strength)▼】←今はまだ発揮されていないので逆で出てるだけです。 しかし、一方、今の時点では【金貨2】と「ちゃぶ台がえし」まではいってないということです。他のスタッフや扱う商品が魅力的であることなどを女性オーナーの困った振る舞いと天秤に掛けて考えた結果、あきさんの中では今の職場に留まる方を選ぶのが客観的に見ても自然なのではないでしょうか。 今後、あきさんの中に新しく、今より大きな価値観が芽生えたときには、はどんなに今の職場が魅力的であっても迷わず今の職場を辞めたいと思われることでしょう。辞めるのであればその様なタイミングである方がよいと思います。 …と、かなり偉そうなことを並べ立ててしまいましたね…。恐縮です。 でも、次なるステップを迎えよう、新しい価値観を手に入れよう!としていかれるのではないか?と読み取れたので、それがどういうことか説明するのに、どうしてもこの様なお話になってしまいました。ちなみに新しい価値観とは今を否定することではなく、「レベルアップ」というニュアンスで捉えていただければと思います。
問題解決の可能性があるとするならどんな方法か【剣2▼】
この2枚がステップアップを即しているように思うのです。
→良い意味で均衡を崩していくことが必要 進んでいる傾向・予想される着地点【9・隠者(The Hermit)】 →自分の本音を明かさないまま一歩踏み出すことを躊躇してしまう傾向 <テーマ2>に関しても現状が【金貨2】であり、今は何かしら差し迫った状況ではないことも推測されます。また現状のまま進んでも、余り納得のいく結果が得られる傾向にはありません。今は「辞めるか転職するか」を判断するタイミングではなく、「自分が仕事人(専門家)として何を学び、何をしていきたいのか。」「何を愛するのか」という自分の素直な本音に帰り、信念を固めていく方が得策だと読めます。 あきさんは、本当はご自身のパワフルさをもっともっと発揮されることが自分や周囲の幸せに繋がる方なのだと思うのです。【21・世界】 しばらくは思いっきりそれが発揮できない色々なしがらみもあるでしょうが【隠者▼】、発揮していく環境を整えたり、自分自身を足下固めていく為に試行錯誤されることがで、自然に道が開かれていくのだと思います。 個人的には「自分の成長のために、今、望まぬ面倒なことが起こっている。クリアせよ!」という考えが今ひとつ好きになれないので、それは敢えて申し上げませんが、「あきさんの本質を最短距離で明らかにするために、今、面倒が起こっている。」というのでしたらいかがでしょう? 少しニュアンスが違いますよね。 是非、自分が本当に「愛するモノ」の為に歩んでみてください。そこに立ち返ることで余計なストレスを感じなくなるでしょうし、色々なことに勇気もわいてくると思います。 そして身近にいらっしゃる男性(プライベートなパートナー、仕事仲間?)のアドバイスや思いつきにも耳を傾けてみる良いかもしれませんね。 そうそう、オマケの「学習予定の分野の適性」についてのカードですが、「次なるステップ」を予感させるカードですね。学ばれることでご自身の隠された能力や自分の本質に気づかれたりして!…という可能性もあります。ただ【棒5】が出ているので集中をそがれる日常の業務に追われたり、面倒だなあと思われることもあるかも知れません。しかし学ばれるジャンルとの相性は良いのではないでしょうか?がんばってください! あー、やっぱり今回も長文になってしまいましたね…。 ひとまず、筆を置きヒタチさんの結果との摺り合わせから何かしら「道しるべ」が出てきたらまた書かせていただきます。 今回のリーディングがあきさんの充実した仕事の「道しるべ」となりますように! |
ヒタチからのアドバイス この職場で仕事を続けた方がよいのか、転職を考えた方がよいのか。 それとも自分にかえるべきところがあるのか、あるならどのようなところか。というご質問でした。鑑定前のやりとりであきさんから少し詳しいお話をお伺いしました。『今から思うと以前には自分も傲慢なところがあったようだ』との自己反省をされていて、現在はより客観的に状況を見れる精神的な安定と、元気を取り戻されたということでした。状況や心理状態のご説明も分かりやすく、偏ったものの見方をなさる方ではないということがよく分かりました。 これらのことを踏まえて、『転職すべきか続けるべきか』という二者択一の考え方ではなく、今後の展開も見た上で良い転職が出来る可能性を探るという方針で占ってみることにしました。また、オーナーさんに振り回されてしまっていることについては、上手く折り合いをつけて妥協する道を考えてみることにしました。今回のケースでは、たとえオーナーさんが100%悪かったとしても善悪で物事に白黒つけるのは実際には難しいと思われたからです。 まず、オーナーさんの状況や心理状態を見てみました。 確かにあきさんのおっしゃられるように『思いつきで指示をだす』傾向が強そうですね。彼女は事業家らしく、がむしゃらに仕事に取り組みこなしていくことだけに頭を使っています。懸案事項が次から次へと思い浮かび、それに追い立てられるように動いています【棒8】。細かい調整ごとや人の気持ち・状態に気を配る余裕は今の彼女にはありません【棒以外のスートがない】。 彼女は典型的な事業家タイプで、その時の直感でダイナミックにガンガン動いていくことが成功の秘訣だと本能的に知っています。事務屋とは正反対、勢いだけで動いているずさんな人のように見えるかも知れませんが、彼女の直感は経営そのものに向かって絶妙な洞察力を発揮しているようです【2・女教皇】。 しかし40代そこそこの女性がオーナーとしてお店と従業員の生活を維持するだけのお金を生み出さねばならないのですから、そのプレッシャーはかなりものと思われます。そのプレッシャーを何とか乗り越えてきたことについては彼女は本物の自信を持っています【8・力】【棒6】【5・法王】。従業員にも感謝していることでしょう。 それに比べてアンバランスなのは、彼女の人間関係と、彼女の希望や恐れ・可能性に関する暗示がとてもネガティブであることです。 彼女は現在、人間関係において内心身動きがとれないほど居心地の悪い思いを抱えているようです。しかもそれを解決するすべを知りません。オーナーであるという立場、お金のからんだ人間関係が前提ですからそれも致し方ないことだ、わたしはお店とみんなの為に頑張るだけだ、と思っているふしがあります。【12・吊された男】。 そして彼女は人と衝突したり角を立てたりするのをとにかく避けたいと思っているようです【棒5▼】。『言うことが状況によって180度かわってしまう』とあきさんが説明して下さいましたが、それもこのためではないでしょうか。経営を直接左右しないような懸案については、彼女はその場の雰囲気やノリに合わせればよいと思っているのでしょう。せめて人と同調的に振舞うことで彼女は皆と仲良く友好的でありたいと思っているようです【5・法王】。 しかし、衝突を避け平和的でいたいと望みながらも彼女は、最終的には事業家としての方針を通さざるを得ないでしょう。雇い主であるから従業員にものを頼むのは当たり前で、オーナーだから気まぐれも許されると思っているふしもあります【5・法王】。 彼女は典型的な事業家タイプでありながら、本質的には平和で落ち着いたものごとを好む複雑さを持っているようです【5・法王】。ただ、事務屋の要素はまったくありません【カードが大アルカナと棒のみ】。しかし今お店が維持出来ているのも、彼女が事務屋ではなく事業家であるからこそです。彼女は有能な秘書や右腕を欲しがっていることでしょう。恐らく彼女はあきさんの中にその能力・役割を見出しているのかも知れません。 これらのことから言えるのは、あきさんがオーナーである彼女の行動に悩まされないために出来ることは、思い切って彼女の懐に入り込むことです。ただしそれは実際にべったりの関係になることではありません。彼女にチューニングを合わせて彼女の気持ちや立場を“リアル”に理解してみることです。 彼女は共感者を求めています。彼女は立場が強いので従業員の誰とでも口を利くことができますが、同様に誰とも親しい共感を抱くことが出来ません。もしあきさんが彼女の複雑な気持ちを少しでも理解すれば、彼女に対する苛立たしい気持ちはやわらぐことでしょう。 でもオーナーに対して今まで以上に親しく近づく必要はありません。そしてNOと言うべきことはきちんと言って下さいね。恐らく彼女があきさんを信頼しているのは、そういうハッキリNOを言ってくれるところなのでしょうから。 あとひとつ心配なのは、今彼女が何か儲け話のようなことに夢中になっていそうなことです【15・悪魔】。彼女の選択次第ではあきさんの生活にも影響するかも知れませんが、それは後にゆずるとして… ではあきさんの状況や心理状態も見てみましょう。まず、過去の心労・疲労の甚だしさは相当のものであったようですね【棒10】。流れを見れば今後はそのしんどさも和らいでくるようですが【18・月▼】【剣8▼】それもあきさんが自己反省を含め理性的に、断固とした意志を持って【剣1】現状に向き合われた【杯8▼】ことが効を奏していくのでしょう。理性の冴えが見られます。またあきさんの辛抱強い肯定的な精神が現実を良く変えていく力の元となっているのでしょう【8・力】。 職場ではあきさんは皆に頼られる優しく温かな人として人気者でしょう【杯キング】。さまざまな職能の同僚と一緒に上手くやっている様子が伺えます【剣ペイジ】。あきさんの希望や恐れ・可能性の場所に経済的な不安定要素のカードが占めています【金貨5▼】やはり職を失うことだけは避けたいというのがあきさんの行動のポイントになっているようです。それは他のカード展開の様子を見ても非常に賢明な考えであると言えます。 あきさんのカード展開からは、あきさんのパーソナリティや心理よりも状況の変化のみがクローズアップされているようでした。この展開が次の『転職の可能性を探る』に繋がっていきます。 さて、転職を巡る現状ですが現在のところ目ぼしい要素が見つかりません。状況はおおかた落ち着いていて【棒4▼】、実際に今の職場を辞めることをイメージしてみてもあまり現実感を伴って感じられないのではないでしょうか?不満はあっても大筋では満足なさっている、自分の職能を活かして自律的に働けることに価値を見出しておられる【金貨9】のは、鑑定前のやりとりでもおっしゃっていましたね。 色んな可能性を考えてみておられるでしょうが【剣ペイジ】、その可能性のひとつひとつを検討するとどれも今より良いと判断は出来ない【金貨6▼】、これ!と思える選択肢がない状態ではないかと思います。また下手なことをして職のない状態になるのは何としても避けたいとお考えでしょう【金貨5▼】。 今は現在のお店で苦労することがありながらも【金貨6▼】安定的に働いていらっしゃいますが【金貨9】、いつまでもずっとこの状態が続くかということに関しては心もとない兆しがあります。予期せぬ出来事として、オーナーさんの経営上の損失を表すカードが出ています【金貨キング▼】【金貨5▼】。これは上のオーナーさんの状況・心理の展開で出てきた【15・悪魔】【棒9▼】のカードと対応しています。あきさんの展開では【金貨5▼】とも対応しそうです。 また今後現われて来る状況としても会社の損失があると出ています【金貨10▼】これは経済上の損失がオーナーさん個人だけのものではなくて会社にも及ぶと見ることが出来るでしょう。 そこで微妙なのが、あきさんが今後どうするかという選択です。カードを素直に読むと、あきさんが一念発起して【剣1】会社のために頑張る、と読めます。転職先が見つかるかどうかを表すカードがいまひとつ良い状況ではなさそうだからです【金貨2▼】【8・力▼】。象徴カードもいまひとつ経済的に良い状況ではなさそうです【金貨4▼】。 しかし宇宙のサポート、運命の流れ的なものとしては『良いスタートが切れる』という暗示が出ています【1・魔術師】。転職の成功は、状況を現実的に見れば難しい、しかし可能性としては大いにある、しかも奇跡のような流れで…!というイメージが強く湧いてきます。 助けになってくれることとしては、同僚の存在や、あきさんが今まで色々と考えてきたことの中にアイデアや情報が潜んでいそうです。しかるべき時のために転職の可能性を具体的に検討し情報集めをしておくのが良いでしょう。 転職が実現するまではあきさんは今の職場でオーナーさんの気まぐれな振る舞いや言動とうまく付き合っていかねばなりません。そこでオラクルカードを一枚引いてみました。 宇宙カード【1・魔術師】とぴったり対応するような『メルキゼデク』のカードが現われました。偉大な錬金術師として超有名人ですね。 今の環境は、あきさんが自ら引き寄せたものです。オーナーさんの気まぐれな振る舞いに悩まされていることも恐らく意味があることかも知れません。壁にぶち当たること、悩まされることも、あきさんがクリアすべき課題・カルマとしてあるのでしょう。しかしメルキゼデクは、そのカルマと重々しく取り組むのではない方法を薦めています。 あきさんは望む物事を引き寄せる不思議な力に恵まれているようです。もっと自分の職能を高め、それが理想的に生かせる場所、より展望があって生きいき出来る場所と出会えるようにイメージを高めて行きましょう。そのように思い描き、そうであるように振舞うことで理想的な転職は必ず果たされるでしょう。あきさんが自分の精神の力で引き寄せるのです。(これはどちらかというと樹実さんの得意分野ですね。樹実さんのメルマガを読まれるといいかも(^_^)もう読んでらっしゃるかもですが) そのようにしていくうち、あきさんの変化がオーナーさんの変化を誘引して、今の職場が理想的な環境になっていくかも知れませんね。そうなるとこの占いは全然当たらなくなってしまう訳ですが。 当たらなくても良いので、どうかあきさんが毎日元気で生きいきとその能力を発揮し、充実したお仕事を楽しまれることを願っています。一つの精神の魔法があらゆる悩みを一気に解決できることを是非体現していただきたいなと思います。 あきさんの素晴らしい毎日をお祈りしています! 以上です。 |
ヒタチ:良い転職先が見つかるかどうか現在の可能性[11・12のカード] → 【金貨2▼】 − 【8・力 (Strength)▼】
樹実:転職に関しての考察と展望:現状ーあきさんの可能性や心理状態 → 【金貨2】ー【8・力 (Strength)▼ 】
見解※ 転職に関しての展望に自信が持てない傾向にあり、結果としても苦戦を強いられそうな様相です。
しかし転職を強いられるほど現状に問題があるわけではないことも示されています。
ヒタチ:オーナーさんの心理と状況 『過去』→ 【8・力 (Strength)】
ヒタチ:あきさんの心理や状況のキーカード→ 【8・力 (Strength)】
ヒタチ:良い転職先が見つかるかどうか現在の可能性[11・12のカード] →【8・力 (Strength)▼】
樹実:あきさんの可能性や心理状態 【8・力 (Strength)▼】
見解※ 単純にこのカードが目立っていましたね!「自分を信じること」と、「自信を持つこと」そして「自分コントロール」ということ、
そういったキーワードが浮かびます。もう少し深い考察が出来そうな気がしますが、まずはサラッと考察してみました。
ヒタチ:彼女は有能な秘書や右腕を欲しがっていることでしょう。恐らく彼女はあきさんの中にその能力・役割を見出しているのかも知れません。
樹実:つまり、今のオーナーさんと仕事上で関わって行く方法にしても、「妥協」ではなく、あきさんなりの「信念」をもってオーナーさんをサポートしていくというのも一つの対処方法だということです。
ヒタチ:あきさんは望む物事を引き寄せる不思議な力に恵まれているようです。もっと自分の職能を高め、それが理想的に生かせる場所、より展望があって生きいき出来る場所と出会えるようにイメージを高めて行きましょう。そのように思い描き、そうであるように振舞うことで理想的な転職は必ず果たされるでしょう。あきさんが自分の精神の力で引き寄せるのです。
樹実:将来的に結果として、「もう、たくさんじゃーー!!!」と、ちゃぶ台をひっくり返したくなったとき、恐らくあきさんならば、今の職場を飛び出すことを自然にやってのけられるだけの何かを得ているはずです。自分を幸せにする方法が自然と浮かぶでしょう。 あきさんはそれだけ切り開くパワーを兼ね備えられた方です。【8・力 (Strength)▼】←今はまだ発揮されていないので逆で出てるだけです。
樹実:『女性オーナーさんを表すカードが出てくると思っていたが見あたらず。オーナーさんの振る舞い自体が問題の本質ではないのかも知れないと推測。』
…このダブルケルト十字・対比作戦の失敗では、わたしもそのように感じました。あきさんは女性オーナーさんの言動に正直悩まされてはいるのだろうけれど、それをこの占いによって解決したり変えたりするというのは「何か違う」のだなと。あきさんのケルト十字が「状況の変化」に焦点が合っていたので、この問題はあきさんが「どう解決するか?」ではなく「今後をどう乗りこなしていくか」という部分にあるのだろうと思いました。