◆いまだに恋人ができません…途方に暮れています。
( のりさん・20代・東海地方在住)
初めまして、樹実さんとヒタチさん。 タロット・セカンドオピニオンお願いします。 二人の方に鑑定していただけるなんて、興味深い企画だなと思って、今回応募させてもらいました。 私はもうすぐ30才になりますが、いまだに恋人ができません。 一向に、交際にまで発展するような恋愛ができません。 良い出会いも、全然なく、途方にくれています。 最近、淋しくてしかたがないです。 別に、これまで特に高望みをしていたつもりもないのですが。 年令から来る焦りも、募ってきています。 最近、もう自分には恋人を作る事は無理なのではないか? と絶望的になってきました。 形にならない・両思いになれない片思いばかりで、嫌になってきます。女性としての自信も、喪失気味です。 このままでは、恋愛自体にも否定的になってしまいそうです。 何だか私にとっては恋人を作るという事が、とても難しい事のように思えてしまいます。 私の今後の恋愛運を、鑑定してください。 交際にまで発展しそうな男性との出会いはこの先、あるのでしょうか? |
樹実の占い方 使用タロット:ウェイト版タロット 大天使カード <リーディングコンセプト> ウェイト版使用・12枚・エンジェルカード・2枚 計14枚展開 逆位置は "▼" で表記しています。 リーディングのねらい…「恋愛運」というと実はとても幅の広いテーマです。さまざまなアプローチ方法があると思いますが、
今回は、のりさんの運気の流れとご本人がどのようにその運気にのっていかれるのかを観ることとしました。時期的には半年先(長くても1年)の観察と設定し、大きな流れ(運勢)のみを見渡すことだけでは実際にその運勢が人にどう作用して何が起こるかまでは具体的にはわかりませんので、ご本人の現在からこれからの「可能性」「行動・考えの傾向」を併せてみた上でリーディングさせていただきたいと思いました。
大きな流れをつかみ、それをどう活かしていくか?という「道しるべ」に繋がれば幸いです。 まずはタロットを一人でカードを展開したときの個人的な感想ですがこのリーディング結果に関しては、ヒタチさんとの摺り合わせでなんだかつじつまが合うような、筋が通るような…そんな気がしています。(もちろんヒタチさんのリーディング結果はまだ知らないのですが…) まずはタロットを12枚展開してみてそう感じたので、サポートとしてエンジェルカードの一枚を二つの占い結果の「摺り合わせ」の架け橋として引いてみることにしました。 ●一枚はのりさんに対してのまとめのメッセージカードとして、 ●そしてもう一枚は二つの結果の摺り合わせにどの様な「架け橋」が必要か? という点においてのアドバイスを求めました。カードへの質問としては少し特殊ですが、のりさんも結果を読み合わせるときのサポートとなさってください。 それでは今回の樹実のリーディング結果です。
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ヒタチの占い方 使用タロット:ウェイト<テーマ1>のり さんの今後の恋愛運 逆位置は "▼" で表記しています。
《補足》 この展開の中で最も『強いカード』が出ているのがこのラインです。単純に【15・悪魔】は『抑圧された生』のカード、【13・死神】は『死』のカードです。身体性が大きく強調され、のりさんを呑み込んでいるかのような印象を受けます。
カード展開の特徴: <テーマ2>恋愛関係を得るために向かうべき方向 ウェイト版使用・6枚展開逆位置は "▼" で表記しています。 どのような行動や考え方をすれば、恋人と出会えるかを占ってみました。
カード展開の特徴: |
樹実からのアドバイス のりさんに流れている「恋愛運勢」は決して悪い様相ではないようです。現実的な努力もされてきていますし、出会いもその努力の結果、引き寄せてこられた感じも 伺えます。しかしのりさんが行き詰まり感を感じている問題はいつもこの先から生じている様ですね。 この先をどう創造していくかということは後に述べさせていただくとして、まずカード全体から読み取れることを書かせていただこうかと思います。(チャネリング的な要素もごっちゃになっていますがご了承ください。) 人が恋愛で行き詰まる原因として、単純に努力不足が考えられますがのりさんの場合はそうではないのです。 「現実的な努力」をのりさんなりにしてきたからこそ、色々な試行錯誤をされているからこそ結果が出ないことに焦りや不安を感じていると思われます。 …では、努力の方向が間違っているのか?根気がないのか? …私はそうではないと思います。では現状はどう受けとめたらいいのか。 すごく大ざっぱな言い方で申し訳ないのですが、こう思います。 「のりさんは今、恋愛に関してまさに学習中。」です。しかし投げ出したくなるときもあるでしょう。嫌気がさすこともあるでしょう。寂しさも募るでしょう。 でも、なにも特定の相手と直接恋愛関係になりながらスッタモンダーしながら恋愛を知っていくだけが、恋愛ではないと思うのです。片思いだって、一人で色々模索することだって、恋愛に奮闘しています。しかものりさんはただやみくもに奮闘(学習)されている訳ではなく、色々な「気付き」を伴ってらっしゃいます。 それは何も「恋愛」だけに関することではなく「幸せって何だろう」とか「私の人生どうありたいんだろう?」とか色々考え、洞察することに繋がっていたのではないでしょうか。それは決して無駄な努力ではなく将来の幸せに繋がる大切な何かであると思います。 しかし、自分でいっておきながらなんですが、本来、恋愛は勉強するためにあるのではなく、人生を豊かにするものであるはずです。純粋に楽しみたいですよね。 だからこそ、傷つくことを恐れず、のりさんらしく自分の求める恋愛を未来に向けて目指してくださいと申し上げたい。 とはいうもの実際行き詰まり感を感じてしまう傾向にあることも読み取れます。しかし敢えてそれでも悲観的にはならないでいただきたいと思うのです。 なぜなら、本当の恋愛の喜びってなにか? 殆どの人が実践しながらそれに気づいていけますが、のりさんはある意味、そこを通らず、真の「恋愛の喜び」に辿り着ける方ではないかと思うのです。 だからそんなに恋愛実践はいらないのかもしれません。 しかし、だからといって現状に納得は出来ないとは思います。そこで納得はしなくて良いのでそのまま受け入れることで現状は良い方向に流れゆくはずです。 そういう恋愛運を持ってらっしゃる方というのは、ある意味、一定の期間に孤独さを伴いますが、のりさんが本当の恋愛を手にする日はそんなに遠い日ではないと私は思うのです。 のりさんの魅力に気づく人は存在しています。今までものりさんを魅力的だと感じた男性もいるはずです。 だから、逆にのりさんの魅力に気づかない人の目線ににのりさんが無理に合わせたり、男性のウケを無理に狙う必要もない気がします。男性に選ばれるのではなく、のりさんが男性を選ぶという意識で良いと思います。女性としての自信喪失気味…とおっしゃっていましたがそんな…とんでもない。そのままで自信を持っていてください。いつも主役でいてください。 …では今はどのように考え、どのように行動すればよいのか? 現在の思い・気分も色々あるかもしれませんが、取りあえずは無理をせず、流れに身を任せてください。楽しいことがあれば楽しんでください。思いついた楽しそうな事は首を突っ込んでみてください。曖昧なことがあれば、曖昧を楽しんでください。 これで十分なのでは、と思います。 無理に何かを変えようとしなくても良いです。何か特別に策を練るとかも必要ではないと思います。自然な流れでのりさん自身が自らの気づきで現状を打破していかれるでしょう。 少し気になったのは自らの理想・目的・熱意・意志を象徴する「ワンド(棒)」=火 のスートのカードが一枚もなかったことです。 周りも、そしてのりさん側も恋愛の「きっかけ」を作ることにおいては不得意で行動する前に考えすぎる傾向があるのかもしれませんね。もしくは焦りから来た行動の結果、余り上手くいかなかったという過去の経験から来る恐れが妨げになっているようにも思われます。 しかし、恋愛には「余り何も考えない」で直観で行動することも必要なのかも知れません。上手く流れに乗るという瞬発力といったノリの良さも必要にはなってくるでしょう。それも自然に出来る範囲で十分です。 恋愛運というメジャーなテーマなのにも関わらず、シンプルな説明とならず申し訳ない感じがしますが、 私のリーディングから導き出した結果(のりさんの恋愛運)は、以上になります。なにかしらの道しるべとなれば幸いです。 |
ヒタチからのアドバイス 今後の恋愛運、交際にまで発展しそうな男性との出会いがあるかどうか、がご質問の内容でした。恋愛運としては、しばらくはあまり良いニュースは無いようです。交際にまで発展しそうな男性の出会いも、このまま何もしない限りは無さそうです。 対策としては、今の、のりさんの生活に風穴を開けて、新しい風を取り入れるのが良さそうです。それも、ちょっとした変化ではなく、自分から新しい世界に飛び出して、やったことがないような物事にチャレンジするのが良さそうです。身体と頭を忙しく使うようなこと、活発で若々しいことが良さそうです。 カード展開で特に強調されているのは、のりさんの『身体面』です(【15・悪魔】【13・死神▼】)。のりさんの身体が弱っているということではありません。しかし、年齢に応じた変化は確実に起こっています。その変化を、のりさんの本能はキャッチしています。恋人が欲しくて淋しくてたまらないのは、おそらくのりさんの「心」というよりは「身体・細胞」なのだと思います。これは全然いやらしい意味などではなくて、例えば未婚で子供がない中年期の女性などは、男性よりも子供にばかり目が行って「恋人はいらないけれど子供は欲しい」という気持ちに自然となったりします。これも精神の働きというよりは「身体・細胞(本能でもホルモンでもいいです)」のなせる業と言えます。「恋人が欲しくて淋しくてたまらない」のは、のりさんの「心の作用」ではなくて「本能の作用」だとわたしは思います。 なので、本当はのりさんは、生活面や精神面では恐らく、特にさしせまった不自由はないのだと思います(【杯9】)。小さな不満などは誰にでもあるものです。しかし、きっとのりさんにはお友達もいるし、自分なりの楽しみも確保してらっしゃることでしょう。(【杯ページ】) ただ、そんな風に安定しているのもある意味問題です。 のりさんは、おそらく良識的な人格で、知的で、ある程度以上にひととおりのことをこなすことが出来る人でしょう(【5・法王▼】)。こういう安定した人を、男性は深追いしないものです。男性は何故か、頼りなげな女性が好きな人が多いです。 逆に、キリッとした女性を好きな男性もいるでしょう。キリッとしたところが好きなのに、ちょっとした男性側のアクションですぐになびいてしまったら、男性は「なあんだ、もういいや」と思ってしまうかも知れません。 そのあたりの「男女の駆け引き」の感覚が、のりさんには余りないのかも知れません。だから「恋愛は出来るのにつき合えない」のだと思います。 ではどうすればいいか。のりさんのように「ほどほどに安定した女性」を「自然な不安定(=男性にとって魅力)」に導くのには『知らない環境』『未知の領域』に飛込むのがピッタリの方法ではないでしょうか(【21・世界▼】)。慣れない物事に一生懸命対応している女性を、男性はきっと助けたくなるはずです。そこには作為や駆け引きはなくて、自然な好意が生まれるでしょう。 できればスポーツが良いのではないかと思います。カード展開を見る限り、のりさんは理屈の勝った方のような気がします。ご自分ではさほどでもないと思われているかも知れませんが……その理性的な力は、何故だか「恋愛」を遠ざけます(【11・正義】)。 まぁそんな理屈をこねなくても単純に「身体を忙しく動かす」ことは、精神を安定させ、人間を生き生きとさせる作用があるものです。男性と女性を結びつけるのは、やはり「生物的な魅力」だとわたしは思います。どんなに男前だったり美人でも「グッとくる」かどうかはまた別です。スポーツなどフィジカルなものを一緒に楽しむことによって生まれる結びつきは、男性との間に理屈を超えた共感を起こすことでしょう。 あと一つ、気になっていることは、のりさんが好きになる男性が、のりさんに釣り合った、相応しい男性かどうか、ということです。ひょっとしたら自然なお付き合いに到らないのは、のりさんがご自身に不釣り合いな男性ばかり選んでいるということも考えられるのです。お父様と真逆のタイプ、あるいはお父様ととてもよく似たタイプの男性ばかり選んでいるということはないでしょうか(【5・法王▼】)これが原因の場合はまず、父娘関係が良好にならないと解消されにくいです。 近い未来のりさんは、自分のコントロールが効かない、不自由な状況に突入するかも知れません(【13・死神▼】【棒8▼】)。しかしそれはのりさんにとって良い結果をもたらすでしょう。それが何かは解りませんが、新しい恋愛だったらいいですね。 以上です。 |
ヒタチです。
出ましたね。今回は見事に真逆です。通る道筋もアドバイスも何もかも真逆と言っていいくらいなんじゃないでしょうか。
急ぎ足ですが、二人の結果について大きな流れをまとめてみます。
●恋愛運について
樹実 「現在は色々な経験を通しての矛盾点が統合されていくときです」
「これから先の方が恋愛運に軽やかさが観られます。」
「そして、その結果、本当の「愛」に遭遇される運勢をお持ちです。」
ヒタチ「恋愛運としては、しばらくはあまり良いニュースは無いようです。
交際にまで発展しそうな男性の出会いも、このまま何もしない限りは無さそうです」
●のりさんの現状に関して
樹実 「現実的な努力」をのりさんなりにしてきたからこそ、色々な試行錯誤をされているからこそ結果が出ないことに焦りや
不安を感じていると思われます。
ヒタチ「恋人が欲しくて淋しくてたまらないのは、おそらくのりさんの「心」というよりは「身体・細胞」なのだと思います。」
●今後とるべき方向について
樹実 「傷つくことを恐れず、のりさんらしく自分の求める恋愛を未来に向けて目指してくださいと申し上げたい。」
ヒタチ「欲しい、という発想から逃れて自由になることです。恋人が出来ない、欲しい、という思いを抱かなくなれば、
とてもノビノビとした幸せな気分が味わえます。
さて、こうやって実にまっぷたつにキレイに分かれたような結果・アドバイスを並べてみて気づくのが、わたしたち二人の着目点の違いです。
今回も前回と似たようなことを書きますが、樹実さんは、のりさんの「心」「心情」に沿ったアドバイスをされています。一方ヒタチは「身体・本能」の力を強調したアドバイスになっています。これはわざとそうしたのではなく、二人が展開したカードがそう出た、ということです。
のりさんは、一体どちらのアドバイスを感覚的に気に入られるでしょうか。のりさんが、別々の機会に二人の占い師の元を訪れたとしたら、この正反対の結果をそれぞれから伝えられたはずですよね。
それでは着目点の違いにとらわれない問いに対する答…今後の、のりさんの出会いについてはどうでしょうか。
樹実さんは「本当の愛に遭遇される運勢をお持ちです」と書かれています。
ヒタチは「このまま何もしない限りはなさそうです」と書いていますが、近い未来の予測として「自分のコントロールが効かない、不自由な状況に突入するかも知れません。しかしそれはのりさんにとって良い結果をもたらすでしょう。それが何かは解りませんが、新しい恋愛だったらいいですね」と書きました。
上記の「不自由な状況」についてヒタチは、それが恋愛かそうでないか、今のところ解りません。しかし恋愛である可能性が大いにあると思っています。愛する男性との一対一の深い関わりは、ある意味「闘い」であり、積み上げて来た自分の価値観の「死」である場合もあります。ちゃらちゃらした「ごっこ」の恋愛ではなく、自己と自己とのぶつかり合いが起こった時には、それは「恋愛関係」であっても「敵対関係」と同じような様相をとることになります(西洋占星術では「7ハウス」に「恋人・親密な他者、または敵対関係」の意味を当てていますね)。恐らくのりさんは、その苦しみや激しさについては未経験であるでしょうから「恋愛の成就」が「激しい生まれ変わりの苦しみ」にしか感じられないかも知れません。そしてのりさんが、次に経験するであろう恋愛はそのような激しい関係に至る可能性があると思ったのです。これが樹実さんの展開したカード【杯1】にあたるのではないかと、わたしは思っています。
と、なると、大きな未来の予測は、樹実さんもヒタチも同じような方向を向いているような気がするのですが、どうでしょうか。
ただしアドバイスとしては、樹実さんが「心」ヒタチが「身体・本能」に拠点を置いている限りは、交わることはないような気がします。
さて、もっと色々と書くことはありますが、このへんで樹実さんにバトンタッチしたいと思います。
樹実です。
根拠なく予想していましたが、異なる結果が出ましたね。コレは二人の占い師の恋愛に関しての捉え方、問題の捉え方の違いでもありますね。そして、それを解消するための方法論の落とし込み方、道筋も真逆なんですね。
今回の二人の結果を見渡すことで感じたことなのですが、人間の長所短所が表裏一体で魅力にも障害にもなるというように、この問題のテーマはもしかしたら何かが「表裏一体」であることではないか?そこに現状打破のヒントがあるのではないか?と感じます。多分それは、のりさんの恋愛体質というか、恋愛に関して持ってらっしゃる性格についてです。
大雑把に言うとヒタチさんの全体を見渡してのアドバイスの落とし込み方は、
「自分の体質・本質の短所を理解し魅力開花に繋げていくこと。」であり、
一方、樹実は、
「自分の体質・本質の魅力を自覚し短所をカバーしていく。」
としているのではないでしょうか。
あと、二つのアドバイスの異なる点としてはヒタチさんが摺り合わせで指摘していたように「心」「身体・細胞」というキーワードをあげて指摘されていた部分もそうですね。
でもこれらも人間をすべて構成する物であり、身体は心と密接に関わっている表裏一体のものです。どちらが先か、どちらに重きを置くかということで、アドバイスの「入り口」も反対側になるのです。
結局同じ事なんですけど、こう捉えることで、アドバイスは真逆になり、強調する部分が全く違うとなるのです。表現も異なります。何故捉え方が違うのかというと、占い師が二人いるからというだけのことなんですけどね。でも、重要なのは二人がこのテーマに関して問題視している根っこの部分は同じであるということです。
そう感じた箇所を一つの摺り合わせポイントとして、まずあげてみたいと思います。
ヒタチさんのアドバイスに
「対策としては、今の、のりさんの生活に風穴を開けて、新しい風を取り入れるのが良さそうです。〜中略〜身体と頭を忙しく使うようなこと、活発で若々しいことが良さそうです」とあります。
ここなんです。突き詰めてみると、本当にのりさんに対しての最も具体的なアドバイスとしてはコレなのだと思います。私は「取りあえずは無理をせず、流れに身を任せてください。楽しいことがあれば楽しんでください。〜中略〜自然な流れでのりさん自身が自らの気づきで現状を打破していかれるでしょう。」と述べました。
私はのりさんが本来の元気を取り戻したとき、恋愛に関して自然なモチベーションが持てたとき、「自然に」コレが出来ると思うのです。「現状打破」出来ると思います。
強調すべき事は、私が述べた「自然な流れで」というのはのりさんの無理のない、ベストコンディションでということです。「本来の流れで」といってもいいでしょう。自然といっても今の傾向そのまま自然で…という意味ではありません。今ののりさんに不足しているあらゆる意味での「元気さ」を十分に持った上でということです。
…というのも、
カード全体で一番気になった点ですが、自らの理想・目的・熱意・意志を象徴する「ワンド(棒)」=火 のスートのカードが一枚もなかったことです。ヒタチさんの展開の中でもワンドは一つしかありませんでした。しかも人の姿が描かれていない、人の意志が介在しない【棒8▼】というカードでした。
今ののりさんに元気がないように見えます。元気がなければやる気も萎えます。
「恋愛がうまくいかない→元気がない→更に恋愛うまくいかない→更に元気がない→考えるけど旨くいかない→更に更に元気がない」となってしまわれているように思われます。
この悪循環から抜け出すには理屈で考えても無理でしょう。まず初めに「元気」ありきなんです。元気になるための理由付けをしてはいけないんです。とにかく「元気」ありきです。最初は「空元気」だってokです。とにかく自分を活性化させることなんです。
そしてこれは私の持論ですが、それには最初はちょっと「おばか的な要素」つまり「子供」になるのも効果的なんですね。
単純な人間の「元気さ」「生命のエネルギー」とも言い換えることが出来ます。
知らない何かを知りたい。自分を知りたい。相手を知りたい。楽しく生きたい。そういう動機そのものはワンド(火)に当てはまります。
のりさんの内面に「火」が点ったとき、本当の恋愛の喜びの始まり【杯1】に遭遇するはずです。
その為に必要な行動としての具体的なアドバイスまで樹実は行き着いていなかったのですが、ヒタチさんのアドバイスにある、
「のりさんの生活に風穴を開けて、〜身体と頭を忙しく使うようなこと、活発で若々しいことが良さそうです」
で行き当たった感があります。
…とこれが、二人が「問題視しているポイントは同じなんじゃないか?」と感じた部分であります。
こう説明すると理屈っぽい感じがしますが、実はすごくシンプルなことに思います。
タロットカード一枚一枚にも肯定的・否定的な側面二つがあるように、どんな物事にも二つの側面があり、一方をヒタチさんが、もう一方の側面を樹実が観た(でも見ている問題は同じ)といった風ですね。
まずは印象深かった点を述べさせていただきました。再び、ヒタチさんにバトンタッチしたあとに各カードに付いての摺り合わせも述べていきたいと思います。
<また長文になってしまいました…>
バトンタッチ!とかいいつつ、樹実です。今日はヒタチさんは対面セッションの日。一方、私はパソコンの前で作業の日です。
ヒタチさんにバトンタッチする前に、カード展開のポイントもまとめておこうと思います。
私が、のりさんの立場からこの二つの結果をどう【擦り合わせ】るのが良いのかをなるべくシンプルに考えてみました。(その為、しゃべり口調の文体になっています。)
まずは、類似した質問を設定した箇所をピックアップしながら擦り合わせていきたいと思います。
カードについては知識がある方のために記述しておきますが、のりさんは【擦り合わせ】に注目していただければと思います。
●(ポイント1)
ヒタチ:『過去』ー『現在』ー『未来』の様相のライン:【15.悪魔】 ー【 杯9】 ー 【13.死神▼】
樹実:大きな恋愛運の流れ(過去→現在→経過→予想):【金貨1】ー【20.審判】ー【金貨2】ー【杯1】
【擦り合わせ】現在もそこそこ生活全般満たされいる、自己の気づきと共に、なにか大きな変化(恋愛と遭遇)の可能性も…。
●(ポイント2)
ヒタチ:のりさんの現在置かれている状況:【杯ページ】
樹実:のりさんの傾向(現在):【金貨3】
【擦り合わせ】現状も客観的に観ると、悪い状態ではないようだ…。
●(ポイント3)
ヒタチ:のりさんの周囲の状況:【剣6】
樹実:周囲の傾向(現在):【金貨ナイト】
【擦り合わせ】出会い・別れと言った場面に遭遇することがある。周囲の知り合いにもそれが起こっている。意外に周囲に影響を受けているかも知れない。
●(ポイント4)
ヒタチ:のりさんの希望または可能性:【杯3】・このまま進んだ場合の結果:【棒8▼】
樹実:のりさんの傾向(予想):【16.塔▼】・大きな恋愛運の流れ(予想):【杯1】
【擦り合わせ】自分の可能性が発揮できれば恋愛にも光明が見えそうだが今はその方向にはどうもいっていないようだ…。
本来の流れに戻り可能性を発揮するにはどうしたらいいだろう?問題はどこにあるのだろう?
●(ポイント5)
ヒタチ:この問題で障害となっていること・または解決のヒント:【11・正義】
樹実:障害や対策(キーカード):【剣10▼】【12.吊られた男】
【擦り合わせ】なぜか、10,11,12と数字が並ぶ…。ヒタチさんのカードは「11」樹実は10と12。10.11.12と綺麗に並びました。
まるで樹実の展開したカード2枚を結びつけるのが【11.正義】の様にみえる並びだ…。
しかも大きな数字ばかり…。物事が行き詰まっている様子、この状態を打破して行くには何か、変えて行かなくてはいけないのだなあ…。
でも今の状態では考えすぎて、なにもかも白黒で判断しようとしてしまって、不自然な努力、無理するとおかしな方向に努力してしまいそうだ。
自分の基盤(元気)を健全に保つこと、自分が活力を持てる状態にすることが先決なのかもしれない。
曖昧な恋愛模様や感情、曖昧さを楽しめる余裕がもてるぐらいのエネルギーが必要なのかなあ。
●(ポイント6)
ヒタチ:今の のり さんにとって幸福とは〈着地点〉:【15・悪魔▼】
樹実:メッセージカード:【Victory!(勝利) 】
【擦り合わせ】悪魔の反対「天使」? ある意味、同じ?がんじがらめになっている何かから自由になることで光明が見えそう。自分らしさが取り戻せそう。
そうすればもう少し強気に色々なことにトライしていけそう。
ヒタチさんのカード展開<テーマ2>全体も参考にしよう。
●【全体的に】
二人の強調する点、問題の着眼点は違うけど、もしかしたら両方の考え方がのりさんに必要なのかも知れません。
まざにそれは【11.正義】の精神でもあります。なにか「正しいやり方・考え方がある」と捉えるより、「正しいバランス」で色々なことを捉えることが重要なのかも知れませんね。
それほど大きな洞察を必要とする時期にいらっしゃるのかも知れません。
以上、私が気付いた点を、私の観点で擦り合わせてみました。
擦り合わせはまだもう少し続く…。かな。
はい、対面鑑定から戻って来ましたヒタチです。
樹実さん、擦り合わせありがとうございます。樹実さんは擦り合せるのが上手いなぁー。
樹実さんの擦り合わせを読んで、更に簡略化すると、つまり二人が見ていた表裏一体のポイント、というのは『元気』だということになるでしょうか。
ヒタチのように単純に即物的に見ると、それは『身体性』となって表れ、樹実さんのように心情面から見ると『情熱・熱意』となるように思います。
……と言うか、別にわざと「そのように考えている」のではなくて、そういうカードが出ているだけなんですけど、どういう訳かタロットカードというのは、占う者の考え方に沿うように展開されるのが不思議なところです。
カードの細かい擦り合わせはすごく解りやすいですね。カード展開の結果とアドバイスの言葉だけを見ると、二人の結果はまったくの逆にしか見えないのですが、こうやって見て行くと「ちゃんと同じ結果が出ている」ことに気づかされます。その結果を踏まえてどう行動すればいいだろうか、というアドバイスの内容だけが占い師の性格によって違っているだけなんですね。
ご相談者の のり さんに、早々にご感想を頂きました。全文掲載の許可を頂きましたので、ここに公開させて頂きます。文章のボリュームの関係上、改行部分を調整させて頂いています。ご了承下さい。
のりさん、わたしたち二人に行き届いたご感想をどうもありがとうごさいました。
スポーツはお好きじゃないんですねぇ……それは残念。でも、そうおっしゃるだろうな、とは思っていました。カードのアドバイスは「今までの自分であればやらないようなことをやった方がいい」ということなので、元々のりさんがスポーツがお好きならば、むしろ的外れなアドバイスとなったと思います。
それからお父様の事に言及して少し不躾だったかも知れません。失礼しました。こっちのアドバイスはちょっと的外れだったかも知れませんねぇ…(笑)恋愛につまづいている方の場合、家族関係にどこか要因があるのではとあらかじめ考慮するのですが、そう思っているところにこれまたピッタリのカードが出たのでつい、書いてしまいました。のりさんのご感想メールを読んでいますと、自分が展開したカードの種明かしを見ているようで、ああ、こう読むべきだったのかと後で思い知らされます。
カード展開に沿っての結果やアドバイスは、のりさんの自然な嗜好と逆になってしまったようですが……ご相談内容やご感想のメールの文章、わたしたちの問いかけに素早く返してくださるレスポンスなど、わたし自身の感覚が捉えるのりさんの印象では、繊細で情感豊かで、知性あふれる魅力的な女性の姿が浮かび上がって来ます。おそらく、のりさんの魅力を充分に理解することの出来る男性が、この先どこかでのりさんを待っていることと思います。運命というのは不思議なもので、本物の出会いのために人生の回り道をわざとさせることが「本当に」あるものです。樹実さんのおっしゃる「高い精神性」と言うのはそういう考え方も含めてのことではないでしょうか。信じて待つ、ということに希望を持って、楽しく生き生きと毎日を過ごしていただければなぁと思います。
ご相談頂きまして、ほんとうにありがとうごさいました。
さて、樹実さんも少しお忙しい時期のようですが、どうでしょうか。
折りを見て、またどちらかがアップします。
もう少し擦り合わせにお付き合い下さい。
樹実です。この度は早々にご感想をいただきありがとうございます!
のりさんからいただいたご感想より…
>高い精神性が必要って自己犠牲とかでしょうか? 後はボランティア的な事とか?そういう活動している内に出合えるとかいう事なのでしょうか?
それはおっしゃっていたただいて初めて気付きました!それもアリかと思いますよ。ヒタチさんのアドバイスにもあったように「今までやったことがない分野」に当てはまるのならベターですね。外にむかっての対策として考えるとそれも当てはまると思います。
ちなみに私が「精神性の高さ」と表現したのは、ヒタチさんが述べてくれたように自分の人生を少し大きな視点で捉えるということです。一段上から見下ろす感じかな。色々な考え方を指します。のりさんが現状を受け入れ、前向きに楽しくいられる考え方なら何でも良いのです。
例えば…「自己否定を前向きにする」ということなんです。内面に関することですね。「私ってだめ…恋愛できない体質なんだわ…」と嘆くだけでもなく、また「そう思うのはやめよう、そういうネガティブな自分はだめだ、前向きにならなくては…。」と無理に自分を奮い立たせるのでもなく、そのまんまの自分をまずは受け入れる…でしょうか。そして、その状態こそがのりさんの「元気」な状態だと思うのです。
大雑把ですが、「今は恋愛だめでも、私は人生楽しい!それでOK!」と否定→肯定という考え方をするとか…。基本、最後が肯定系で終わればOKなんです。それで今の自分を受け入れたこと、肯定したことになるのです。後、例をあげるとすると、「私ってだめ…恋愛できない体質なんだわ…うーんでも今は友達もいるしそんな自分が好き!まあ、いいかっ。」とか、「今は満足じゃないけど、遠回りでもまあ、いいかっ。」とか。すいません大雑把なのしか思いつかなくて…。
まあ、そんな感じで、人はどういった形でも自己を受け入れられた瞬間からキラッと輝きます。真の意味で自分を受け入れようと思ったら、少し面倒なんですけど有る程度は「自己否定」も必要なんですね。そうすれば心が納得してくれるんです。ちなみに対策&障害で展開されていた【12.吊られた男】には「自己否定」というキーワードがあります。今の自分を認められないといった否定的な感情を置き去りにしておくと、後々ひずみが起きます。それならいっそ堂々と認めて、その上で肯定した方がスッキリ自分を受け入れられます。一筋縄ではそんなにすっきりとはいかないかもしれませんが宜しければ参考になさってくださいね。
自分を肯定するための否定…てな感じです。
「否定ばっかりはだめですよー。かといって、無理に肯定するのも心が納得せず本当の肯定にはなりませんよー。」という訳なんです。まさに公正さを示す【11.正義】の精神です。自分を受け入れ個人がキラキラしていると、そのキラキラに人は引き寄せられると樹実は思っています。(もちろん男性も…)
そういえば「趣味が充実している」とおっしゃっているではありませんか!素晴らしい…。物事への集中は人を輝かせます。心が喜ぶことはどんどん楽しんじゃってください。
今回はのりさんの視点で、鑑定結果から色々な物を感じ取っていただけたようで良かったです。時間が経過してまたお読みいただくと新たな違った視点で捉えることが
出来たりすることもあるので、また時折、サイトの「過去の鑑定」も覗いてやってください。今回は相談者様としてのご協力ありがとうございました。
<また長文になってしまった…。>
追記:
ヒタチさんいわく「タロットカードというのは、占う者の考え方に沿うように展開されるのが不思議なところです。」
いやあ、本当にそうですよね!「タロットは占いをする者の思考や経験、知識、はたまた潜在意識の中から情報を引っ張り上げてくる作用をもつもの」ということを更に実感した思いです。
樹実さん、まとめをありがとうございました。
タロット・セカンドオピニオン、第1回は見た目にも驚くほど同じような結果となり、第2回は一見正反対のように見える、けれども結果の本質的な部分では繋がっているような面白い結果となりました。うまい具合に占い結果として典型的な形を提示しながら進んでいるような気がします。ひとつの悩みに二人の占い師が同時に答えるという実験的な、ある意味無謀?怖いもの知らず?なこの企画、やって良かった、やり続ける価値がある企画だという思いを新たにしています。
さて、せっかくなのでもう少し、擦り合せを続けたいと思います。相談者さまの思い・お気持ちに沿った部分ではある程度一段落したと思うので、ここからは少し、楽屋話というか、純粋に占い師の立場から今回の結果の表れ方について突っ込んだ感想など話してみたいと思います。(よいかしら?樹実さん)
今回、ヒタチのカードの出方は非常に整合性のとれた、美しい展開でした。カードの読み方に迷う余地もほとんどなく、一枚一枚、教科書通りの読み方をしていけばそれで自然に答が現れるような形でした。ただし一点、おや?と思うカードがありました。それは<テーマ1>のカード展開、ケルト十字のど真ん中の【杯9】です。
樹実さんも今回のカード展開の読みに若干のためらいがあったのではないでしょうか?鑑定結果のはじめのあたりで樹実さんはこのように書いていますね。
「このリーディング結果に関しては、ヒタチさんとの摺り合わせでなんだかつじつまが合うような、筋が通るような…」
樹実さんの読みのこまかい部分について分かるわけではありませんが「擦り合わせでつじつまが合うような」と書いてらっしゃるので、この時点では樹実さんは「なんだかつじつまが合っていないような気がする」と思ってらっしゃったのではありませんか?
わたしの予測では、のりさんのご感想が届く直前の樹実さんのまとめ、下記引用の部分に、二人ともひっかかりを感じていたように思います。
●(ポイント1)
ヒタチ:『過去』ー『現在』ー『未来』の様相のライン:【15.悪魔】 ー【 杯9】 ー 【13.死神▼】
樹実:大きな恋愛運の流れ(過去→現在→経過→予想):【金貨1】ー【20.審判】ー【金貨2】ー【杯1】
【擦り合わせ】現在もそこそこ生活全般満たされいる、自己の気づきと共に、なにか大きな変化(恋愛と遭遇)の可能性も…。
●(ポイント2)
ヒタチ:のりさんの現在置かれている状況:【杯ページ】
樹実:のりさんの傾向(現在):【金貨3】
【擦り合わせ】現状も客観的に観ると、悪い状態ではないようだ…。
のりさんのご相談内容を読んだ限りでは、のりさんはとても悩んでらっしゃって本当に苦悩している感じなのに、カードを開けてみるとどうもそのような苦悩が強く表れていないのです。ヒタチは問題の【杯9】、樹実さんのカードも【金貨1】【20.審判】、のりさんの傾向(現在)【金貨3】というような、一見ものすごく満たされ、成功のまっただ中にあるようなカードが出ています。
一体このカードの出方は何なんでしょうか。。ヒタチの【杯9】はとても不自然な出方だと思っています。この【杯9】のおかげでそのすぐ上のカード【5・法王▼】を適切に読むことが出来ませんでした。樹実さんも、のりさんの過去ー現状を表すこれらのカードの出方に「?」と思われたのではないでしょうか。
これらのカードの出方についてはとても不思議で、単に「占いが当たらなかった」というには二人のカードの出方の不自然さが似過ぎています。このカードの真相は、どんなにつきつめて行っても今の時点では分からないと思われるので追及しようがないのですが……おそらく何処かにこのカードが表す何かが隠されていて、それはのりさん自身に見つけられることを待っているような気がします。のりさんがそれを見つけた時、何か素敵な変化がのりさんに訪れるのではないか、というような思いがします。
樹実さんはこのことについて、どう思われますか?
ヒタチさん、鋭い突っ込みありがとうございます。ではでは、楽屋話といきましょう。余り整理せずにリーディングしながらよぎったもの、考えたことを書いてみたいと思います。(いつもそうか…)
今回私が使用したスプレッドはヘキサグラムスプレッドといわれるものにアレンジを加えたものです。
ヘキサグラムは物事の展開・流れをみていくのに適しています。この変形バージョンは大きな流れと個人の傾向という流れの両方を追いたいときに
私がよく利用します。
…で、そうなんです。恋愛で悩んでらっしゃる様子を表す雰囲気ではないカードが現状や過去に出たので「???」と最初に思っていました。
そこでちょいと、ミクロ且つマニアックな解説ですが…。
まず一番印象深かった【20.審判】は最終的には「今までのことが統合されていき、新しい気づき、目覚めがある。」という解釈を採用しました。色々悩みつつも、過去から恋愛に関しては色々な努力をしてきたお陰で、今まさにいろいろな苦労や涙を流した分の「つじつま」が合ってくるときではないか?という感じでしょうか。
しかしこの「統合」「過去からの努力のつじつまがあう」という【20.審判】というカード。
このカードは比較的スピーディな物事の変化を指します。ガブリエルの吹くラッパの音は一気にあっという間に大勢の人に広まるのですよ。音は光の次に早い…。なにか「はっ」とすることがあっても良いのです。
「うーん、ご相談内容とイメージがあわないー。」と感じた場所がやはりここでした。しかも駄目押しをするように天使カードまで力強いカード【勝利】
がでちゃったり…!
一方、のりさんの現在の傾向【金貨3】は比較的時間を要するカードです。先が見え、前向きに着実になにかを積み立てていくけどスローなイメージですね。
【20.審判】の流れのなかにいる、のりさんは【金貨3】…スピード感が全く違います。本人が【金貨3】に描かれている職人のように発展的で建設的であり、運勢ものりさんも同じ方向に上向きに発展している。でも両者間で余りにもスピードに違いがあるのです。
のりさんはそういう中にいて、努力の方向が間違っているわけではないのに成果が現れないことに疑問や不安を感じ、やる気、元気においてバランスを失い不安定な状況になってしまっていたのかなと思いました。だからキーワードは「元気」だと浮かび上がってきたんですね。
今後、焦る必要はないと思うのですが、元気に前向きに歩めばひょいっとその「勢いのある恋愛運」に乗れるのではないかな?というカードの並びとも捉えることが出来ます。
そこでヒタチさんのカード結果を見ると、ここでも現在のカードは【 杯9】と満足している様子。うーん不思議。過去の【15.悪魔】のとらわれから色々スッキリしてくる様子も伺えます。
スローでもやもやっとしていて、同じ所にとどまっているように見えるカードから、明確な成果を得るというカードへ移行しているのも樹実と同じです。しかも【金貨1】【15.悪魔】はどちらも人間の五感を意味します。又、時間を掛けて「現実的に何やら、やってきた感」を感じさせます。それは今ののりさんにとって良い影響を与えているものでもあるし、どこか辛く悪かったことでもあったのかもしれないですが…。
でも現在を示す【 杯9】というカード的にはそれらのモヤモヤが今、統合の時を向かえていてもおかしくないのでは……そう捉えることが出来ました。しかし現在はお悩みの様子…。うーん不自然!
そこで、他のカードをみてみました。両者の未来を示すカードを見てみると、今ののりさんはまだ変化を恐れている傾向にいらっしゃるのが両者の未来のカードにも現れています。
ヒタチ:【杯3】で【13・死神▼】だけど【棒8▼】
樹実:【杯1】だけど【塔▼】
未来の様相においては、二人とも何枚かのカードで判断している感じですが、両者ともカードの出方に「まとまり」がないのです。現在のカードとのバランスも悪い感じがしました。
これは、現在、持ってらっしゃるのりさんの傾向が「不安定」だということに繋がりますね。
くどいようですが、現在のカードに戻って考えるとヒタチ【 杯9】で樹実【20.審判】。
【 杯9】と【20.審判】、この天からのプレゼントのようなものを受け取るか受け取らないか?有る意味、そんな風にもファンタジックに読めますね。夢があります。
でも今はまだ受け取ってはいないということでしょう。
補足:なぜ【 杯9】と【20.審判】は「天からのプレゼント」なのか?
理由:【 杯9】は同じ成果・満足を意味する同じ数札の【金貨9】とどう違うかというと【 杯9】の方がより「棚ぼた」的な要素が濃くなるのです。…なので「プレゼント」。審判は絵が「天からラッパ吹いている天使の図」=天から何かもたらされる図、また「現在からの救済」を意味することもあるカードです。だから「プレゼント」。
ヒタチさんが述べていたように、
「おそらく何処かにこのカードが表す何かが隠されていて、それはのりさん自身に見つけられることを待っているような気がします。」
私もそう思います。なにかきっと見つけ、受け取ることを選べば、ちゃんと手にすることが出来そうですね。
「私はいつでも受け取る準備万端!」と思うことがポイントなのかも知れません。実はのりさんがもしかしたら不得意?なことなのかもしれませんね。
「受け取るのが苦手」という方もいらっしゃいますから…。
…と考えると、ある意味「ずうずうしさ」がキーポイントかもしれませんね!
おお〜、ほんとにミクロ且つマニアックでした。このスプレッド、ヘキサグラムだったんですね。なるほど!(……と、しげしげと見る)
上記の樹実さんの感想&解説の中で、色々印象的な言葉がありました。
『両者間で余りにもスピードに違いがあるのです。』『今ののりさんはまだ変化を恐れている傾向にいらっしゃるのが…(後略)』『現在のカードとのバランスも悪い感じがしました。』『この天からのプレゼントのようなものを受け取るか受け取らないか?』
これらの言葉を念頭に入れながら樹実さんのカード展開をわたしの解釈で見て行っても、やはり同様のイメージを持ちますね。
3 周囲の傾向(実際に出会いがあるか?)のカードなどは見ていて「出会いは山ほど!」って感じなのですが、 2 障害や対策(キーカード)では何だか「自分で自分をがんじがらめにしてる」ような雰囲気も…。 4 のりさんの傾向(恋愛に関する取り組み)では、失敗したり成功したり、のりさんの考える通りに行っていない様相が見えてきます。
ザクッと、それこそ大雑把に言うと、のりさんの感じている現実と、実際の様相には、かなりの違いがあるんじゃないだろうか。。何だかタイミングが合ってないとか、何でか行き違うとか、ひょっとしたら些細なことがキーポイントになっているんじゃないだろうか。樹実さんが書いているように『元気に前向きに歩めばひょいっとその「勢いのある恋愛運」に乗れるのではないかな?』という感じがすごくしますね。
この『現実の様相と、のりさんの世界とのズレ』が『元気』の次の、第二の焦点になって来るのかな、と思います。ヒタチの展開では一番印象的だったのがその部分でした。今のりさんに注目されていない何かが問題になっている。。眉間にシワを寄せてそれについて考え込むよりも、もっとダイナミックに軽やかにそれを飛び越えることができる、それが『元気』だ、ということになりそうだと思います。
さて、擦り合わせも終わりに近づいて来たようです。樹実さん、何か言い残したことはありませんか〜?
ヒタチさんありがとうございます!
そうですね…。言い残したことと言えば…。のりさんはお寄せいただいた感想の中で、
「 私自身も一時はこれはいける?と思った事がありました。
一応、わりと最近の失恋した彼については私なりに好かれようと努力してきたと思います。
でも、確かに私もその彼もいまいち行動力がないというか、良いきっかけを作れない部分があったような気がします。
それが縁がないという事なのかなと、なんとか最近あきらめの方向に気持ちを持って行こうとしていました。」
とおっしゃってましたね。今回は特定で気になる男性がいらっしゃらないという前提でリーディングしましたが、彼の影響も現在完全に消え去ったわけではない
と、思います。のりさんにとって良い影響なのか悪い影響なのか?という点について今回はその点はクローズアップした質問を立てなかったのでなんとも言いようがありませんが、「特定の男性の影響」を思わせるコート(人物)カードも過去・現在に出ていましたことからも、否定はしきれない部分です。
周囲の傾向(実際に出会いがあるか?)過去→現在→傾向(予想)
【金貨ペイジ】ー【金貨ナイト】ー【杯4】
そして、これはリーディング結果を少し飛躍させた形での私の見解ですが、完全にこの彼のことにピリオドが打たれてはいない(精神的に事務的にかは不明ですが。)
様にも思いますし、今後そのピリオドが来るのか、来ないのかも一つの恋愛運を左右する要素の一つではないかと感じています。この辺りも元気でキラキラしたのりさん自身が切り開いていかれると思いますので、どちらであっても喜びに満ちあふれた恋愛を掴んでいただきたいです!…というか掴めるはず!
…ということを補足として記しておきたいと思います。今回は長々とお付き合いありがとうございました。
応募していただいたのりさん、改めてありがとうございました。